72th GAKUTEN WINNER INTERVIEW
第72回 学展 受賞者インタビュー
8月21日(日)まで開催された第72回 学展作品展。今年も国内外から年間200万人以上が訪れる『国立新美術館』(東京・六本木)を会場に、多くの個性豊かな作品が展示された。上位受賞者のなかでも、特に新しい表現や試みに挑戦をした4名に、作品づくりへのこだわりや今後の意気込みをうかがった。
青木昭夫 審査員賞
町田市立町田第二小学校
豊田和万
WORK TITLE
目線
今回初めて挑戦した立体作品で、青木昭夫 審査員賞を受賞した豊田さん。作品は、5歳から続けているという大好きな将棋がテーマ。特徴的な将棋盤の形は、試合が終盤に差し掛かり、勝つか負けるかという緊迫したシーンで、自分のことに意識が集中している自身の『目線』を表現した。ひとつひとつの駒は文字を手彫りにしたり、赤文字の駒を配置するなど、細部にわたってこだわりが詰まっている。