アメリカ留学中、ホームステイ先の自宅で撮影した一枚。とあるパーティー中、友人から聞いた「なぜか毎晩悪夢（Nightmare）を見てしまう」という話からイメージが膨らみ、奇妙な構成で絵画的な写真をとってみたい、と取り組み始めた。それまで、ポートレイトや広告写真を意識した作品が多かったそうだが、長期間の構想を経て１枚の写真へと昇華する『グレゴリー・クルードソン（Gregory Crewdson）』の制作スタイルに感化され、自分も1枚こだわった作品作りをしてみたいと、初めてのスタイルで挑戦した実験的作品だ。